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辛く悲しい愛犬との別れ ”体調不良~最後のお別れまで”

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いつか来るであろうその日が、来てしまいました。

愛犬との別れです。

 

私にとって我が家の愛犬ラムは、息子であり親友であり彼氏でもありました。

大好きな大好きなラム。

2018年11月23日、15歳でお別れすることになりました。

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ラムが旅立ってから2週間以上が経ち、私は先に進めずにいます。

ラムとの別れを何かに残したい。このブログに書き留めておきたいのです。

 

 

15年前、初めて出会った時に私が一目惚れして一緒に暮らすことになりました。

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とにかく元気で、いたずらばっかり。いつも走り回っていました。

大きな病気をしたのは1度だけ。

睾丸の癌で手術をした時が10歳だったと思いますが

全身麻酔が切れ始めた頃に暴れだして、1泊入院のはずが

入院できずにお迎えに行ったくらい元気で、病気とはほぼ無縁の健康体でした。

 

2018.11.14 ヤブ医者との出会い

ちょうどこの日の1週間前頃から、お散歩に行くと息切れをして

後ろ足に力が入らず、途中で歩くのが嫌になるのが毎日続きました。

あんなに元気でお散歩が大好きなラムが、歩きたがらないなんて異常事態です。

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食欲もあるし、それ以外はなんでもないのですが年齢も心配なので念のため病院に連れて行きました。

レントゲンを撮っても異常は無いとのこと。

「若干心臓が大きいですが、高年齢だから僧帽弁閉鎖不全症の始まりかな。だけど、まだまだ心臓が悪い状態ではありません。」そう言われましたが、年齢もありますし至って健康でしたので一応、採血もしてもらいました。

この病院の先生は地元では評価が高くGooglemapの評価は4.3。

Facebookの評価は4.9でした。

よく話を聞いてくれる先生だな。という印象でした。 

2018.11.18 人生最後のトリミング

 

食欲もいつも通り、散歩も行きたがるし排泄もいつも通り。

やはり散歩で息切れがありました。

気になりましたが家にいる時は、元気いっぱいです。

おもちゃで遊んだりなんか食べた~い!と元気いっぱいでした。

夕方、トリミングの予定が入っていました。

どうしようか迷ったのですが、元気だしな。と連れて行くことにしました。

ドッグサロンには、体調を話して辛そうだったら止めて欲しいと伝えました。

終了の電話が来た時にはいつも通り元気に吠えていました。

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サロンの方も全然いつも通りでしたよ~とのことでホッとして、帰ってきてからもいつも通り元気に過ごしてみんなで眠りました。

 

2018.11.19 呼吸困難の始まり

深夜3時頃から咳が酷くなり呼吸困難の様でした。

そこから全く眠れない様子で息苦しく可哀想。私も撫でることしかできませんでした。

朝一番で病院に連れて行きました。

レントゲンを再度撮りましたが何でも無いとのこと。

「何でもないような状況ではないんです。今は大丈夫そうに見えても苦しがっています。」夜中の苦しそうな動画も見せました。

先生は、レントゲン上は腰が悪いので痛み止めを処方します。

炎症を抑える薬は、咳にも効くので。。。と。

次回は17日土曜日に来てくださいと言われ帰宅しました。

痛み止め。。。腰は全く痛そうじゃないのにな。足に力が入っていないけど

痛そうではない。

本当に大丈夫だろうか。という気持ちと、でも昼間は元気だしな。。。

という、半々の気持ちのまま過ごしていました。 

 

2018.11.20 もうダメかと思った日

夜中に息苦しさが悪化。

呼吸困難で苦しそうでした。呼吸が浅く、荒くなりました。

ラムが死ぬかもしれない。そう思いました。

ピタッと呼吸が止まってしまい、ラムが死んでしまった。。。

そう思いましたが、その後呼吸があり

ラムは私の方を見て「え??何??生きてるし。」みたいな顔をしていました。

一旦は落ち着きましたが、苦しそうな息が続きました。

この日は病院が休診。

日中、私は仕事で夫がつきっきりで見てくれていました。

昼間は本当に元気だった様で、ご飯を食べたり家の中を歩いたりしていたそうです。

 

病院が休診だったのですが、先生から採血の結果の電話が夜にかかってきました。

結果は何でもなく、ただALPという値が1000位まで上がっているとのことでした。

これだけしか異常が無く、もしかするとクッシング症候群かもしれません。

急ぐことはなく、土曜日まで様子を見て採血を追加しましょう。と言われました。

 

電話を切った後、調子が良さそうだったのですが

また夜中に咳と呼吸困難。嘔吐と失禁もありました。

舌の色はチアノーゼという状態。

家にあった聴診器で胸の音を聞くと肺にものすごい雑音が聞こえ、心拍が異常に早くなっていました。

私はもうダメかもしれない。そう思いました。

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2018.11.21 ヤブ医者と名医

夜は一睡もできず、朝はおしっこが濃縮していました。

いよいよ排泄がきちんとできなくなり危ないかもしれません。

朝一番で病院に連れて行きました。

診察開始より30分前に行きましたが、既に3人が待っていました。

1時間30分待ち、その後ようやく診察となりました。

咳が出て呼吸が苦しくて嘔吐して失禁して歩けない。食欲もない。

尿は濃縮していて、ぐったりしています。

そのことを伝えて、夜中に苦しくしている動画を再度先生に見せました。

ですが先生は、ラムの体を触ったり聴診器で心臓の音を聞いたりしてくれませんでした。

前回の診察でもそうでした。

ただ、ALPという値が異常値なので胆のうが詰まっているかもしれないと

超音波検査をしましたが、それも異常なしでした。

 

先生「異常が無いので脳の方かもしれません。大学病院で検査しますか?」と。

私「こんなに息苦しいのに、全身麻酔して検査させるんですか!?」

先生「それはその家族によります。やる人もいますよ。」

私「それより呼吸困難何とかなりませんか!?」

先生「咳止め出します??いいですけど。それと、甲状腺の方の検査した方が良いかもしれませんね~。原因他に見当たりませんし。」

私は甲状腺など疑わしくはないと思いましたが、やはり検査しないと。。。

そう思ってお願いしました。

先生「土曜日まで咳止め出しますので様子見てください」

 

本当に大丈夫か心配で、ラムが死ぬかもしれないと思っていたので

私「先生はうちの子が死ぬと思いますか?思いませんか?」

先生「今すぐどうにかというのは無いでしょうね。ただ咳が悪化すれば、一気にということも。。。」

今、まさに悪化して夜眠れないから連れてきたのに。。。

ラムは日中咳がほとんど出ませんので、先生はラムの咳を聞いていません。夜にしか起こらない事も伝え動画を見せても

この医者には、夜に咳が酷くなっていることが受け入れられていない様でした。

話をよく聞いている様に見えるけど、全く聞いていない。。。

 

外は初雪が降っていました。

ラムは大好きな初雪を見て死んでしまうのだろうか。

悲しくてやりきれない気持ちでした。

 

病院からの帰宅後、咳が悪化して呼吸が苦しそうでした。

撫でることしかできません。

夫からLINEで連絡を取ると、病院変えよう!そう言われました。

悩みました。

ここまで診てもらったから、もう少し判断してもらった方が良いか。

でも、あの先生はデータばかりでラムのこと見てくれていない。

私の話は聞いているけど、ラムのことを見ていない。

夫が明日にしようか。と言いましたが、明日は仕事。

私が休日のこの日、夫の帰宅を待ち

実家で飼っていた犬の先天性の病気を聴診器1本で見つけてくれた

少し遠くの病院に連れて行くことにしました。

 

午後4時から、違う病院に連れて行きました。

ラムがまだ小さい頃、耳がただれて診察してもらったことがありました。

先生と看護師さんに会った瞬間、ラムが尻尾を振って挨拶していました。

私も久しぶりに嬉しくなりました。

 

先生は聴診器を当て、

「肺の雑音も聞こえるし心拍が異常に早いね~。心臓の雑音さえ聞こえないほど心拍数が異常ですね。レントゲン撮らせてください」とレントゲン撮影をしました。

先生「心臓が大きくなっていて肺に水が溜まっています。」

肺の水を取る利尿剤を注射して、強心剤と利尿剤のお薬が処方されました。

 

今まで通っていた病院は何だったのでしょうか。。。

診察台に上って僅か何分でラムがどうして苦しいのか、あっという間に診断が付きました。

ヤブ医者は、様子を見てても良いと言い、苦しんでいると必死で伝えたら全然違う方向に治療が向かっていき、全身麻酔をかけて脳の検査を。とまで言っていました。

この病院に来て良かった。本当に良かった。先生には感謝しかありません。

 

帰ってきてから少しして、ご飯食べたいよ~と立ち上がって

久しぶりに目がキラキラ輝きました。

鶏のささみにしっかり茹でた人参をたくさん食べて満足の様子でした。

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咳も止まり肺の雑音がみるみるうちに消えていきました。

ラム、また3年は寿命が延びたね♪と夫婦共に喜んでいました。

利尿剤を使うと頻繁にトイレに行きたくなるので

1階の茶の間に布団を引いて、みんなで眠ることにしました。

まるで温泉旅行に来たみたいに楽しく過ごして、安心して眠ることができました。

 

もっと早く病院を変えていたら、あんなに苦しまずに済んだのに。

でも良かった。楽になって本当に良かった。。。そう思っていました。

 

2018.11.22 久しぶりの安心感

この日も調子良さそうで、ママ早くごはんね~♪ラムはそう言っていました。

私は仕事でしたが、夫が見てくれていて元気にしてたよ♪

しばらくはトイレが近いからまた茶の間で温泉ごっこだね~。

と、前日と同じように眠りました。

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ラムは元気になりましたが、ほとんど歩くことはできなくなっていました。

動いていないせいか便が出ませんでした。

 

2018.11.23 お別れの日

私は3連休のはじまりでした。

夜中に雪がとても積もったようで、朝起きたら白の世界になっていました。

ラムは歩けずにいたのですが、一番温かい時間帯に家族揃って散歩に出かけました。

家のすぐ目の前の広場までラムを抱っこして連れ出し、広場で2.3歩歩いて、雪の匂いを嗅ぎました。

ラムは雪が大好きで、雪が積もったら楽しくってはしゃいで大変でした。

雪に埋もれたり全速力で走ったり。。。

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これはまだまだ元気だった頃のはしゃいでるラム。

 

今はできないけど、でも雪の匂いを嗅げました。

お天気が良くて気持ちよかった。。。清々しかった。

久しぶりに安心して今までと変わらない家族団らんの日常。

 

その後、お家で温泉旅館みたいにして家族揃ってお昼寝しました。

ラムは呼吸が楽になったのでいつもみたいに布団にもぐって

私の足にくっついて、陽を浴びながらお昼寝。

夜ご飯の時間には、歩けないのにフラフラ台所に来て

私が作っている料理のお裾分けをして欲しいな~。なんかちょうだい!

と、いつも通り食いしん坊のラムでした。

 

夜ご飯をあげると美味しそうに食べましたが、いつもよりゆっくり食べて

途中でもういらないな。。。と言っていました。

ごはんが少ないから、ラムの大好きなヤギミルクを飲ませてあげましたが

半分しか飲みませんでした。

 

なんだか食欲がないな。。。でも元気だしな。。。

 

ちょうど1日前に、鰹節削りと枕崎市の本枯節が届いていて

削りたてのかつお節を食べようか♪と、削ってみました。

削りたての良い香りがするよ~♪

かつお節を一口食べた後

少ししてから、、、急に呼吸ができなくなり始めました。

私は台所にいたのですが、夫が苦しそうだ!!と慌てていたので近寄ると

2日ぶりの呼吸困難。どんどん苦しそうになっていき

2日間出ていなかった便とおしっこを失禁しました。

ラムはとてもきれい好きな子だし、きちんとしている子なので失禁することなどありません。

 

遂に、もうダメなのだな。

さっきまでキラキラだった目が、苦しそうに瞳孔が開いていました。

抱きしめて、さすって、ずっと話しかけ続けました。

本当は寂しくてそばにずっといて欲しい。

けど、ラムはずっと頑張ってくれました。私たちのそばにずっといてくれました。

ラムがまだ意識があって聞こえるうちに「ありがとう」そう伝えないと。

 

「ラム、ありがとうね。良い子だね。」さすりながら伝えました。

とっても息が苦しくて瞳孔も開いているような状態なのに

ラムは最後の力を振り絞って尻尾を一振りしました。

 

ラム、最後に褒められて嬉しかったかな。バイバイ言ってくれたのかな。

 

その数分後に息が止まりました。

 

泣いても泣いても涙が止まりませんでした。

ラムの寝床を寝やすい様に整えて寝せてあげました。

その日の夜、最後にみんなで眠りました。

 

明け方、ウトウトと傾眠していたのでしょうか。

窓の外から、犬の赤ちゃんのような泣き声がはっきりと聞こえました。

夫に聞こえた!?と尋ねても聞こえなかったそうです。

あれは、なんだったのかな。

 

2018.11.24 お葬式

 

きちんとお別れをしたくてお葬式をしました。

式場の方がラムの周りにお花をキレイに散りばめてくれ私が着ていたパジャマのTシャツをかけてくれました。

ラムが寂しくならない様に、私の匂いが付いたものを一緒に。

 

ラム、もう会えないんだね。。。バイバイ。

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今日は愛犬と最後のお別れまでのお話し。

次回も、もう少し愛犬と私達のことをお伝えしたいと思います。